皆さん、火、起こせますか?
にちわー、ワセリンです。
サバイバルな状態になったときに必要なものは、かなーりありますが、
今回は、ファイヤースターター、
いわゆる火を起こすためのアイテムについてちょこっと考えてみましょう。
人類が火を使い始めたのは50万年前と言われています。
ギリシア神話では、
プロメテウスが人類に火を与えたとか、
日本神話では、
イザナギとイザナミが生んだ最後の神が火の神(ヒノカグツチノカミ)とか、
かなーり激しいエピソードを持っている、
そこはかとなく神秘的な存在でもあります。
アリストテレス先生が4元素(火・水・土・気)を定義したのが紀元前4世紀、
マッチ、という形状が誕生したのが1827年と、意外にも最近です。
日常生活の中での火は、
・暖をとる
・生ものを焼いて食べる
・お湯を沸かす
・ロープなどを焼き切る
・ときどき右手から黒龍と一緒に出てきて全てを消滅させる
などなど、用途は様々。
特に何かを加工するには必須で、
インスタント系の携帯食にも、水と火が必要なものは多く、
何かしらの形で火が起こせれば、生存率はぐっと上がります。
ぱっと思いつく、火を起こせるアイテムを見ていきましょう。
■100円ライター
軽量かつコンパクトですので、これはこれで持っておくべきアイテムですが、
・水に濡れると使えない
・風が強いと使えない
・フリントホイール部分が壊れるとおしまい
・燃料がなくなるとおしまい
という条件がつきます。
■通常のマッチ(マッチ棒)
これも持っておいて損はありませんが、
・水に濡れると使えない
・風が強いと使えない
・本数が限られる
という条件がつきます。
■ジッポーライター
言わずと知れた軍仕様、耐久性は抜群、多少の風にも物ともしません。
だがしかし、
・フリントホイール部分が壊れるとおしまい
・燃料がなくなるとおしまい
なのは変わりません。
■キリコミ式発火法
授業や体験でやったことがある人も多いのでは?
アレです、木の板(ヒキリ板)と木の棒(ヒキリギネ)をグリグリ回して、
燃料を必要とせず、摩擦熱という自然力だけで何とかする器具ですが、
・この器具自体がかなーりデカい、持ち運べるかっ。
・ものすごい体力が必要
と、科学知識のなかった古代ではともかく、
現代では、これに頼る理由はまたーくありません。
そしてこれ、マジで、火、つきません。
勿論、火を起こせるものは他にもかなーりありますが、
携帯可能な範囲で、事前に用意しておけるもの、となると、
実際にはこれくらいしかないのです。
こう見てくると、燃料、もしくは使用回数に限度があることが、
ファイヤースターター達の宿命とも言えます。
恋がないと、愛には火が点かないのと同じです。
大体3ヶ月で恋は燃料切れを起こします。
「あ、あれ?つ、点かないぞ!?」
そんなことにならないように対策を!!!
燃料の問題をクリアしているのが、メタルマッチ(火打ち石)です。
現在主流なのは、
マグネシウムを削って原料にし、
ティッシュなどの燃えやすいものに火花を起こして着火させる、というアイテムです。
簡易ライターやマッチに比べると、着火させるまでにはそれなりに苦労します。
練習も必要です。
一発で着火させるのはかなり難しい代物です。
ですが。
コンパクトに携帯でき、頑丈、かつ燃料切れがない(厳密には有限ではありますが)。
さらには、周囲の環境に影響されず、強風や雨の中でも使用可能。
そして何よりも。
なんか、それっぽい。
サバイバルアイテムの中には、必ず入れておきましょう。
サバイバルポイント
悪条件でも火を起こせるのがメタルマッチ