ちわっ!さばい部のツナカンです。
懐かしいアメリカドラマから今日は知識を深めたいと思います。
日本でも3.11の世界的な原発事故があり放射線の話が色々ありました。
いまではめっきり少なくなった話題ではありますが、いったい放射線ってなんだよ?とそこから簡単に始めたいと思います。
一世を風靡したアメリカドラマ24のシーズン2でCTUのロス支局長ジョージ・メイソンが被ばくして亡くなります。(実際の死因は違いますが)
世界唯一の原爆被害を受けた国である日本人の私たちですが実のところ詳しい事をどこまでしっているのか?
ツナカンも知りたいことですので本日はそれをテーマにしたいと思います。
ドラマ : 24 -TWENTY FOUR- アメリカドラマ 2001~2010年
制作局 : FOX
主演 : キーファー・サザンランド 、 カルロス・バーナード 、 デニス・ヘイスバート
【ストーリー】
かなり長いので概略と主要人物のご紹介。 ジャック・バウワァー(キーファー・サザンランド)はCTU(Counter Terrorist Unit)=テロ対策ユニットのチーフ。数々のテロを規則に乗っ取らない方法で解決する反面、その行為がたびたび問題にもなる。 しかし彼のやり方でなければ危機的状況は回避できないものばかり。 シーズン8までの間それぞれにテーマがあり緊迫のドラマとなっています。 タイトルの通りある一日を追ったドラマで24時間の時間軸でドラマ化されています。
シーズン1 : 大統領候補暗殺計画(午前0~午前0時)
シーズン2 : 核爆弾テロ(午前8~午前8時)
シーズン3 : バイオテロ(午後1~午後1時)
シーズン4 : 連続時間差多発テロ(午前7~午前7時)
シーズン5 : 元大統領暗殺・空港占拠・神経ガス散布テロ・ロシア大統領襲撃・潜水艦強奪(午前7~ 午前7時)
シーズン6 : 連続自爆テロ・小型核爆弾テロ(午前6~ 午前6時)
シーズン7 : インフラ乗っ取り・ホワイトハウス襲撃・生物ガステロ(午前8~ 午前8時)
シーズン8 : 核兵器テロ(午後4~午後4時)
かなり長いですが、みはじめたら止まらないのがこのドラマの困ったところ。
さてさて、核爆弾テロのシーズン2で爆弾テロを阻止すべくうごいていたCTU。いち早く脱出?をしようとしたのかなんなのか、ちょっと嫌われ物のCTUのLA支局長ジョージ・メイソンが倉庫を急遽調査することになり、調査中に襲われました。その時に放射能を浴びるというか、大量に吸い込む? ことがあり、医師より余命を1~7日と宣告されてしまいます。
まず放射能の単位はみなさんもよく耳にするようになったかと思います。
ベクレル
シーベルト
よく聞く単位となりましたね。 でもそれぞれの違いとかどれだけわかっているか?
簡単に解説します。
ベクレル(Bq)
放射能の絶対量を表す単位で、放射性物質が1秒間に崩壊する原子の個数(放射能)を表す単位のこと・
シーベルト(Sv)
人体が放射線被曝によって影響を受けるとされる線量の単位で、シーベルト(Sv)では単位が大きすぎるため1000分の1をミリシーベルト(mSv)、ミリシーベルトの1000分の1をマイクロシーベルト(μSv)として使われる。
なんとーなーくわかりましたか?
放射線は浴び続けるとどうなるか? もちろん人体に影響がでます。
日常生活でも微量に放射線は浴びているんです。
それでは致死量と言われているのはどれくらいか?というと参考程度に。
100mSv : ガンの発生率が上昇し始めます。
200mSv : これ以下の被曝量では臨床的には、急性症状が見られないとされていますが、長期的な影響については明言できません。
500mSv : リンパ球の減少が見られ始めます。
1000mSv(=1Sv) : 吐き気などの症状が出始めます。
2Sv : 約5%の人が死に至る被爆量です。
3~4Sv : 約50%(半数)が死に至る被曝量です。
5Sv : 永久不妊になる線量です。
6~7Sv : これ以上の線量では99%が死亡する数値です。
8~20Sv : JCO事故で死亡した作業員の被ばく量です。
核爆弾はどれくらいの威力かというと広島を参考に記載します。
爆心地(0m地点)
ガンマ線 123Sv
中性子線 35Sv
500m地点
ガンマ線 35Sv
中性子線 6.4Sv
一瞬にしてこれだけの放射能をあびてしまったのが核爆弾です。参考数値で6Sv以上でかなり致死率が高い状況にあります。
福島原発の事故でよく使われていたのは、毎時という言い方です。これはその場所に1時間滞在することで受ける放射線量です。
除染作業をするにあたって作業員が長い時間その場にいられない理由はこれですね。
放射能は物体を通り抜けます。
そうそこで!放射能防護服ってなんだよ!?って思いませんか?
色々なタイプのものがあるようですが、基本的に外部被ばくは防げません。物体を通過する性質があるからです。
いわば内部被ばくを防ぐためにあるのが放射能防護服。
日常で放射能は浴び続けているわけです。
太陽光、レントゲンなどですね。
しってましたか?飛行機に乗るのも被ばく量があがるんですよ?
なぜかというと高度がたかくなればより太陽に近くなり放射線量があがるんです。
とはいっても健康被害など問題になることはなく微々たる量ですので心配ならさずに。
面白いグラフがありましたので載せておきますね。
※出典 informationisbeautiful.net 資料元 GIZMODO
クリックで画像が拡大されます。
24では内部被ばくがひどく余命宣告をうけたんでしょう。
ネタバレになるので、これ以上は書きませんが放射能について少しだけ理解が深まったでしょうか?
食品の汚染がどうとか騒がれていますが、健康被害になるようなものはほとんどなさそうだとツナカンは思っています。
色々情報はありますが、間違った情報も沢山です。
惑わされずしっかりとした知識をもって対処しましょう。