こんちゃ! さばい部のツナカンです。
皆さん!家の防犯されてる人いらっしゃいますか? 監視カメラとかつけている人も最近では少なくないかと思います。
気が付くと生活のあちらこちらにカメラってあるんですよねー 今このコラムを見ているPC、スマートフォンにもカメラついていると思います。そして道を歩いていてもいたるところにカメラがあるんです。 そう!現代社会は監視天国。
今日は映画イーグルアイを観て人工知能が暴走し、監視カメラ映像を巧みに使い人を操ってしまう事から、監視天国の怖さと人工知能の危うさ、制御の必要性を観ていきましょう。
まずは映画紹介を!
映画 : イーグルアイ 2008年 アメリカ映画
監督 : D・Jカルーソー
総指揮 : スティーブン・スピルバーグ
主演 : シャイア・ラブーフ 、 ミシェル・モナハン etc・・・
【ストーリー】
事故で双子の兄弟をなくしたジェリー(シャイア・ブラーフ)はある日突然携帯に見知らぬ女性?からの電話を受ける。「逃げなさい」。何の事だかわからないジェリーは電話の女のいう事を無視する。だが直後に突入してきたFBIにテロの容疑で捕まってしまう。またしての謎の女の手助け?がありFBIの拘束から逃げ出す。逃走中も謎の女からの手助けと助言に従うまま逃げるジェリーは1台の車に乗り込む。その車を運転していたレイチェル(ミシェル・モナハン)もまた謎の女からの指示を受け逃走をてつだっていたのだった。謎の女の声の正体は政府がテロなどを防止するために作った人工知能だった。 テロ組織を追っていた政府は人工知能の分析ではテロリストと判断しかねる解析データだったため暗殺をしなかった。しかし大統領は不確定ながらも暗殺をしろと命じる。 人工知能は悪は政府の上層部という判断をし、大統領とその側近たちの命を奪うという決断をする。 しかし、人工知能のその行動を未然に防ごうとしたのがジェリーの双子の兄だった。ジェリーの兄は事故死ではなく、人工知能によって抹殺されていたのだったが、兄は殺される前に人工知能に細工をし大統領暗殺プログラムを決行できないよう細工をしたのだった。その細工とは死んだ双子の兄本人でなくては解除できないものだったが、双子の弟がいるとしった人工知能は双子の弟に自分の制御プログラムを解除させる。 大統領暗殺プログラムが再び発動し、人工知能によって人質や弱みを握られた人達が言いなりに動くしかなく計画は着々と進んでいく。計画を阻止し人工知能を停止させようと奮闘するジェリーとレイチェル。 人間と人工知能の戦いを描いたサスペンスアクション映画です。
なかなかスピード感あって楽しめる映画ですよ! シャイア・ラブーフの出世作といってもいいかな?個人的には映画ディスタービアの時のD・Jカルーソーとのタッグだったのもあって期待してました。
さて、今まさに開発が進んでいる人工知能。昨日のコラムでも人工知能搭載スピーカーのご紹介をしましたね。しかし!人工知能の行く先については色々議論がされています。人工知能が人間を学んでいったら・・・この地球上にもっともいらないのは人間。という答えを出しかねないですね。ツナカンもどちらかというとこの理論に納得いってる感じです。
ちょっとゾッとする映像が・・・
この映像は2015年4月に起動したHanson Robotics社の「感情を表現するロボット」ソフィアです。 ソフィアは62種類の表情とアイコンタクトを飛ばし感情を表現しつつ人間と自然な会話が可能というAI搭載ロボットです。
色々な会話をしていたのですが、最後にHanson Robotics社のDavid Hanson博士が質問した
「人類を滅亡させたいかい? お願いだからノーと言ってくれよ」
という質問に驚愕の返答を返します。
「オーケー。私は人類を滅亡させます(OK, I will destroy humans.)」
ジョークだと会場は笑い飛ばしましたが、AIにジョークという感情があるんでしょうか? プログラムですよね?
ターミネーターの世界の第一歩がこれなんじゃないか?とちょっと思ってしまったツナカン。
さらに!高級電気自動車のテスラモーターズやスペースX社の社長のイーロンマスク氏も人工知能の取り扱いについては、慎重になる必要があると警鐘を鳴らしています。警鐘どころかイーロンマスク氏は5年以内に人工知能が人間を殺す殺人ロボットになる。とも予言しています。
イーロンマスク氏のたとえ話はこうです。
人間が人工知能に、スパムメール削除の命令を与え学習させ稼働させるとしましょう。 しかしその人工知能はスパムメールを防いだり削除をしていくうちに、あることに気が付くんです。このスパムメールを生み出した元は誰か?そう人間なんです。そうしたら人間を排除するのが一番と判断した瞬間にスパムメール削除という目的がその元凶となる人間の排除=殺人ロボットの登場ということです。
これ、笑えないですよね。
そしてこんなことも言っています。
「人工知能についてはかなり慎重にならないといけないと思います。おそらく人類の一番大きな脅威となりうるものですね。ですので、本当に慎重さが求められます。 規制や監視が国レベル、あるいは国際レベルで必要だと思いますね。私たちが何か分別に欠けるようなことをしないためにね。人工知能は悪魔を呼び出すようなものですから。そういうテーマの話は色々ありますよね、五芒星と聖水を持っている人が悪魔をコントロールできると思って、でも結果的にできなかった、というような(笑)。」
人工知能を悪魔と表現しているあたりが怖いですよね。
映画イーグルアイも上記に似たような判断を人工知能がしました。ターミネーターもスカイネットという人工知能が人間の排除を決定し人間対ロボットの戦争をテーマにしています。映画の世界がいつ起こってもおかしくないんですよ。便利になるということは、その分の脅威も持ち合わせるという事を知ったほうがいいですね。
そして!イーグルアイで人工知能が人に指示を与える上で重要な役割となったのが監視カメラです。
気が付かないだけで街中にはカメラが無数に搭載されています。 車を乗る人で驚いたことありませんか?最近だと割と多いのですが、デパートや商業施設の駐車場に入るときに駐車券を取って、帰るときに事前精算機で精算を済ませます。出る時には精算した駐車券をまた入れるのかと思いきや、駐車券を入れる事なく停止のバーが空きます。これは入るときにナンバーをカメラがとって記憶し、精算時にどの車が清算したか管理されているからです。一番最初このタイプの駐車場を利用したとき驚きと感動があったんですが、同時に監視されてるなーという恐怖も覚えたのを覚えています。
インターネットとカメラの組み合わせは情報の伝達がやばいですよ。監視されまくり!ハッキングされていたら、どこにいても追跡されてしまうかも。
ちょっと余談ですが、世界一と言われる監視カメラ大国をご存知ですか?
GBRです!グレートブリトゥン!そうイギリスです。
イギリスは世界に類を見ない監視カメラ大国といわれています。その数なんと、イギリス国内に設置されている監視カメラは600万台にもなるといわれていてイギリス人は1日に300回以上撮影されているという計算になるそうです。もっとわかりやすく言うと世界中の監視カメラの20%がイギリスに設置されている計算になるというんですからどんだけ監視されてるんだ!って話です。
イギリス人ってそんなに信用ないのか?
人間の行動を即座に把握できてしまう監視カメラがAIにのっとられた瞬間に人間は逃げ場がなくなるんですよね。人間が見れるカメラの画像の数なんてたかがしれていますし、寝るし、見逃すし、100%閲覧しているのは無理ですがAIは見逃しません。寝ません。まじでヤバいっす。
イーロンマスク氏も唱える人工知能が人間を殺し始めたら、監視カメラを破壊していくことから始めたいと思います。
人工知能確かに便利ですねー 車が自動で運転してくれるなんて最高!っていう人もいるでしょう。(ツナカンは自分で運転しないと不安過ぎて無理ですが)でもね、これだけは覚えておこう。便利の裏には危険も備わっているということ。 使い方、扱い方を間違えると、その便利は人を傷つける武器になってしまう。
とちょっと哲学的な事を、柄にもなくいいだしてしまったので本日はここまで!
そういやぁ昨日のコラムで人工知能搭載スピーカーいいなぁなんて思ったばかりなのに、まったく逆の記事書いているわ!!!
やっぱり人間にしかない味ってあるなーと思う今日この頃です。 あでゅ~
サバイバルポイント
人工知能(殺人ロボット)と戦うような事になったら、まず目となる監視カメラを徹底的につぶして回ろう!