映画・ドラマを観て生き残れ!

ドラマ『THE LAST SHIP』を観て、レーダーに艦隊だと誤認させ回避する方法を学ぶ

[WRITER] ツナカン

ちゃーす!さばい部のツナカンです。

そういえば、戦車、飛行機、ヘリコプターと書いたのに艦隊については書いていなかった事に気が付きました。

戦艦といったら、ヤマト世代のツナカン。

戦艦ヤマト

こっちは宇宙のやつなので、おいといて今回のテーマである戦艦はアメリカ海軍の駆逐艦です。

・ミサイル駆逐艦 : ネイサン・ジェームズDDG-151(ドラマ用の架空の戦艦です)
・全長:143M  全幅:18M  吃水:8.2M
・最大速力 : 38ノット(時速70.3KM)
・兵装 : Mk.41VLS 122セル(前部61+後部61)、トマホーク巡航ミサイル 56発

とまぁ、ミサイル駆逐艦カッコいいっす。

US駆逐艦

しかも!このTHE LAST SHIPはアメリカ海軍全面協力があり、実際のアーレイ・バーク級駆逐艦「ハルゼー」などが撮影に使われているということなので駆逐艦の映像はかなり見応えありです!

作品紹介を。

タイトル:THE LAST SHIP (アメリカCVドラマ)
主演 : ローナ・ミトラ 、 エリック・デイン etc・・・
シーズン1 :2014年6月22日~2014年8月24日 (全10話)
シーズン2 :2015年6月21日~2015年9月6日  (全10話)
シーズン3 :2016年6月19日~2016年9月11日  (全13話)
【ストーリー】
1988年の小説THE LAST SHIPを映像化したアメリカのTVドラマで、制作総指揮はマイケル・ベイを迎えています。世界に突如として発生した新型ウィルス。致死率100%という脅威のウィルスが蔓延した世界からたった1隻のアメリカ海軍ミサイル駆逐艦「ネイサン・ジェームズ」とその乗組員、そしてウィルス学者が世界を救うべく無秩序とかした世界、そして崩壊した自国、生きる事に必死な国民との問題や戦闘を繰り広げながら解決していくアクションドラマです。ドゥームズデイで主演を演じたローナ・ミトラさん美人す。 艦長のエリック・デインさんもまた惚れ惚れする艦長を演じていて見応えありですよ!

そして!シーズン4が2017年に放映決定!!!更に!シーズン5が2018年に決定したそうです。

う~んこれは朗報。 今だとHULUでシーズン2まで見れます。オススメですよ!

さてさて、このドラマの見どころといったら、駆逐艦のカッコよさとアメリカ海軍の強さ、敵国との戦略戦、ハラハラありで結構見応えありです。

そんな中でも序盤アメリカ海軍の駆逐艦を邪魔するロシアの戦艦がいるのですが、そのロシア艦との攻防で、お互い自分たちの位置を知られる事は即ちミサイルの標的になってしまうので位置を知られることは避けなければいけません。そしてお互いに位置の探り合いをするわけです。

そんな中でレーダーの性能をうまく利用してロシア戦艦の索敵レーダーから逃れたシーズン1の第3話から参考にしてみたいと思います。

 

港で補給をしていた、ネイサン・ジェームズ駆逐艦にロシアのキーロフ級重原子力ミサイル巡洋艦に湾の出口を塞がれ、ワクチンに必要なウィルスの始原株と研究成果、博士をよこせと要求してきます。湾の出口には12個の機雷をしかけられ、その先にはロシア巡洋艦が待ちかまえます。

キーロフ級

このピンチからネイサン・ジェームズは直接の戦闘を避けて脱出作戦を決行します。 ロシアの指揮官ルスコフ中将に砲撃の威嚇とハッタリで湾内から撤退させます。相手レーダーに捕捉されないようにネイサン・ジェームズはソーラーもレーダーも使わず、目視のみで薄暗い湾内を針の穴を通すような操舵をします。
しかし。相手のレーダーからネイサン・ジェームズが消えたらまず怪しまれるでしょう。 相手レーダーに動いていないと勘違いさせるために用いたのが、なんとアルミ箔です。 乗組員もアルミ箔なんかで相手のレーダーに全長155Mもの駆逐艦に化けるのか?と質問しているくらいです。 その時の答えとして、『レーダーを捕らえる反射は本艦のステルス形状はレーダーではとらえにくい、実際のところロシア側のレーダーにはせいぜい数平方メートルの錫ハコにしか見えていない』ということで、アルミ箔を接岸した場所に設置。 そしてタイミングを合わせてソーラー、レーダーを切り相手レーダーにはアルミ箔を投影した状態で出航し作戦開始!!!相手巡洋艦に小型ボートでダメージを与え、その隙に岩礁を爆破して僅かなルートを見事走破して脱出するのでした。

相手に動いたことがバレてしまったらこの作戦はおしまいです。アルミ箔でのデコイが勝負の分かれ目でした。と、いうかロシア側がレーダーのみを頼りに相手を監視してたこと、岩礁があって吃水の深さから通れないと判断して油断していたことがこの作戦のポイントですね。

知恵と戦略で切り抜けれたシーンですね。

いやぁ爽快爽快♪

 

日本でレーダーといって記憶に新しいのは2013年の中国海軍レーダー照射事件でしょうか?この事件は2013年1月30日に中国人民解放軍海軍の連雲港(522)が海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」に射撃管制用レーダーを照射し、日本に緊張が走った事件です。実際にはミサイルは発射されませんでしたが、護衛艦「ゆうだち」の乗組員は冷や汗もんだったでしょう。一歩間違えば撃沈されてます。そう、これは訓練ではない!訓練ではない!ってきっと鳴り響いたんじゃないか?なんて想像できますね。 中国側はこの事実を否定しつづけていますが、日本の発表ではあきらかに射撃管制用レーダーだったとしています。

 

レーダーの性能とイージス艦

イージス艦というのはイージスシステムを搭載した艦艇を総称した予備名で、ビームの制御をアンテナ素子の励振係数の相対位相によって行うレーダーのフェーズドアレイレーダーと情報処理・射撃指揮システムを搭載していて、高精度の索敵能力、識別能力、攻撃までの連携を瞬時に行えるシステムだそうです。さらに!このシステムが同時に補足・追跡できる数は128以上と言われていて、そのうちの10以上の脅威が高いと識別された目標を同時迎撃(攻撃)できるそうです。

近くでイージス艦見た事ありますか?六角形ぽい板状の突起がレーダー(フェーズドアレイレーダー)です。
イージスレーダー

システムを管理する内部はというとこんな感じ(アーレイ・バーク級戦艦)

イージスシステム画面

近くで戦艦を見る機会といえば、関東なら横須賀の軍港巡り!

これオススメですよ。

ツナカンは行った事ないのですが、呉や佐世保でも軍港巡りツアーがあります。

横須賀の軍港巡りは、運がよければアメリカの空母ドナルドレーガン等が入港している時があるので、空母を間近で見ると圧巻ですよ。

横須賀は基本的には日に7便でていて、1周約45分のツアーです。

こんな感じで身近に日本の護衛艦や潜水艦が見れます。

軍港巡り1

軍港巡り3

軍港巡り2

割と近くで見れますよ~

今回のテーマであるレーダーの目を誤魔化すためにレーダーとアルミ箔の特性を知っておくと、もしかしたら?もしかしたら?役立つ時がくるかもしれませんね。

ではでは、ツナカンでした☆ あでゅ~

サバイバルポイント

レーダーのみで監視している場合にはアルミがデコイ(おとり)になる! 監視の目を誤魔化して逃げ切れ!