映画・ドラマを観て生き残れ!

映画『ハート・ロッカー』をみて人間爆弾の非道さを知る

[WRITER] ツナカン

あーけーおーめーちゃん! 今年もさばい部コラム頑張りますよ。

どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

ってことで、まいど!さばい部のツナカンです。

 

2017年一発目のコラムは人間爆弾ですよ。

なんてテーマを1発目にもってくるのか私は。

個人的に大好きな映画『ハート・ロッカー』を題材に見てみたいと思います。

映画:ハート・ロッカー
2008年 アメリカ映画
監督:キャスリン・ビグロー
主演:ジェレミー・レナー 、 アンソニー・マッキー 、 ブライアン・ジェラティ etc・・・
【ストーリー】
イラクを舞台としたアメリカの爆弾処理班をテーマとした映画です。映画のタイトルであるハート・ロッカーとはアメリカ軍のスラングで「苦痛の極限地帯」、「棺桶」という意味で使われている言葉です。命知らずで、次々と爆弾を処理していくジェームズ(ジェレミー・レナー)、仲間の死をこれ以上見たくないサボーン(アンソニー・マッキー)は補佐、サポートをするもチームワークなど考えず、危険をかえりみないジェームズとぶつかりながらも、極限の地で任務につき日々不安と戦っている日常を描いています。

 

この映画の監督キャスリン・ビグローって実は女性なんですよ! 女性が戦争映画を描いたのって記憶にないなぁ~ 珍しいですよね。

アカデミー賞を受賞した映画ですが、実は全米イラク・アフガニスタン帰還兵協会会長は現場を伝えようとしているのは理解できるが調査不足と内容の不正確さにうんざりしてしまうと酷評をしているようです。

ですが!個人的にはなんていうかこの世界観好きなんですけどね。ジェレミー・レナーが好きっていうのもあるかもしれません。

さてさて、そんなハート・ロッカーですが現代でもテロである人間爆弾のシーンが2か所あります。

1つ目は子供のお腹に爆弾が詰められて、子供が死んでいる現場。

2つ目は路上で生きたまま爆弾を体に巻き付けられて助けを求めている男性。

テロの自爆テロとはまた違いますが、本当ね。なんていうか・・・ 人のやる事じゃない!

 

そもそも人間爆弾という発想がヤバいですよね。

イ〇ラム国の自爆テロで自爆する人の気持ちってなかなか理解しがたくないですか?なんで自分の命を差し出せるのか?

自爆テロ後の死後の世界(天国)にはフーリーという天女がいて、天国にいった男性はこのフーリーとSEXができると言われているそうです。フーリーは永遠の処女でイスラム信者1人につき72人のフーリーが相手をするという、なんともハーレム的な天国思想らしいです。

過激派イスラム教の目的は戒律を守る事で天国に行くことが目的なので、自分たち以外は異教徒として排除してもなんら問題がないと信じている事、そしてそれが自爆だとしても天国に行けると信じているので最終的な天国に行くという目的を達成できるので自爆に躊躇がないということが本当恐ろしいところです。

ハート・ロッカーで出てくる子供を爆弾にするシーン。目をそむけたくなる場面ではありますが現に今でも多くの少年少女が自爆テロ要員として利用されています。2016年も世界各地で自爆テロがありました。その多くが6~13歳くらいまでの子供といいます。

子供を使った人間爆弾の自爆テロの多くは子供達は何を体に巻き付かれているのか?理解をしていない可能性が高いそうです。脅されて現場まで行かされて遠隔操作で爆発させられるというパターンが多いそうです。
こういった事象がなくなる平和な世の中になればいいのですが・・・

 

そして、道中に爆弾を巻き付けられ助けを求めていた男性のシーン。主人公のジェームズは自殺行為ともいえる救出に向かうのですが、さすがに対爆スーツを着ていましたね。映画のスタート時も対爆スーツを着ていた爆弾処理班の隊員は爆弾から走って逃げていましたが爆風で吹っ飛び死んでしまいました・・・必ずしも万全じゃないということです。

ちなみにアメリカ製の対爆スーツといったらこれ!

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MK5対爆スーツです。価格はなんと約400万円! 見た目のゴツさとおり総重量も45KGとなかなかヘビーです。

手榴弾のコラムでも書いたのですが、爆弾の被害のほとんどは爆風と破片によるものでMK5対爆スーツも小型爆弾には有効ですが大型爆弾にはまったく意味をなさないそうです。映画の冒頭で殉職してしまった隊員は対爆スーツを着ていました。ということは爆発した爆弾は小型のものではなかったという事になりますね。

日本の陸上自衛隊の不発弾処理部隊の隊員は通常の戦闘服で不発弾処理をするそうです。 250キロを超える大型爆弾の処理にはかえって対爆スーツは動きにくく処理しにくいとか。しかも対爆スーツを着ていてもこのクラスの爆弾になると意味がないそうです。まさに命がけですね。

 

色々なコメントはあるようですが、爆弾処理だけでなく様々なシーンを交えているので見応えとしてはあります。まだ映画ハート・ロッカーをご覧になられていない方であれば是非見てみてください。

爆弾やテロ、戦争がなくなる世の中を切に願いますね。 サバゲくらいがちょうどいいんですよ!本当に。

 

自爆テロとは無縁と思われる日本ですが第二次世界大戦である意味人間爆弾ともいえる特攻作戦があったのご存知ですか?

その名も「人間魚雷」

回天という日本軍がとった狂気の人間魚雷。

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一度発進したら、成功するしないは関係なく隊員の命はなかったといいます。

なぜなら魚雷を改造してつくったこの回天は1人乗りで、内部からのハッチの開閉は不可能。そして脱出口もなかったため一度出撃したら命はありませんでした。

回天は東京の千代田区九段下にある靖国神社の遊就館に展示されていますので一度機会があれば見に行ってください!

ツナカンは3年くらい前に見に行ってきました。様々な記録があるので戦争映画を見る前に知っておくとまた違った視点でみれると思いますよ。

 

2016年1~6月までの半年で起きた世界の自爆テロや無差別銃乱射事件は約833件にも及びます。

何が怖いかというと2015年の同時期のテロ数と比べると約6倍近くにテロの回数が増えているんです。

増えすぎだよ・・・

世界よ!平和であれ。

 

何度もいいますが、人間爆弾なんていう事がない世の中でありますように。

そして現実とは違うとしても、こういう場所(もっと過酷な)がいまでもあるという現実を知る為にも映画ハート・ロッカーみてみてくださいね。

ではでは、ツナカンでした! あでゅ~☆彡

サバイバルポイント

自爆テロは年々増え続けています。 対爆スーツでは大型爆弾には対応できない!とにかく危険地帯にはいかない事。

どこにいても危険な世の中になってきました。