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ドラマ『ウォーキング・デッド シーズン1』を観て初対面の人に信用される話術を学ぶ

[WRITER] ゲストの極みまとめ

『期待したんだよ、
 同じように助けてもらえるかもって』

 

はいキタこの台詞。

 

この台詞は、

 

「ウォーキング・デッド」シーズン1の第2話、
『生き残るための方法』のラストのシーンで出てきます。

 

『ウォーキング・デッド』は、
アメリカドラマで人気継続中の作品(2016年時点でシーズン6)で、
突然ゾンビ化した世界で、
主人公のリックが生き抜いていく姿を描いた作品です。

 

ありがち。

 

アメリカのドラマらしく、
ゾンビと不倫からスタートする、ものすっごありがちな設定なんですけど、
何故か引き込まれてしまう不思議な作品。

 

てかね、ゾンビが弱いんですよ。
最初こそ、けっこう苦戦するんですけど、
どんどん弱くなるんですよ、ゾンビ。

 

フツーさ、こういうのって、敵ってどんどん強くなるじゃん?
シーズン6まで行ったら、
亜種とか無敵ゾンビとか、出てくるでしょ。

 

出てきません。

 

むしろ、人間関係がどんどんめんどくさくなる一方で、
ゾンビ自体が出てこなくなります。

 

日本で言うと、

 

昼ドラ×ゾンビ

 

そんな感じ。

 

さて。
冒頭の台詞が何故に素晴らしいのか、そこを見ていきましょう。

 

サバイバル生活を安定させるには信頼できる仲間の存在が必要不可欠ですよね?

 

自分がすこし弱っちくても
強いヤツが味方に入れば、それだけで勇気100倍ってなもんです。

 

初対面の人に自分を信用してもらうには、
まずこちらも多少の危険を犯してでも恩を売っておく必要がありますね。
とはいえ、無理のない程度にしておくことが肝心。
打ち解ける前に死んじゃいますから。

 

ここで学ぶのは、

 

初対面の人にサラッと恩を売るスマートなやり方、
です。

 

ドラマ内のシーンを追ってみます。

 

主人公のリックは、街中でゾンビに囲まれてしまい、
止むを得ず、放置されていた戦車の中に逃げ込みます。
逃げ場なし。絶体絶命。
すると戦車の無線から男の声が!

 

なんと自分を助けてくれるらしい。

 

元ピザ配達人の韓国系アメリカ人グレンは、
無線で誘導しつつリックを窮地から救い出します。

 

リックに「なぜ自分を助けてくれたのか」と聞かれたグレンは、
こう答えるのです。

 

はい、ここ、みんなメモの用意!

 

 

『期待したんだよ、
 同じように助けてもらえるかもって』。

 

 

わかりますか?

この微妙なサジ加減。

 

「次はねえぞ、この××野郎!」

これダメ。

一人で生きていく自信があるならまあこれもいいでしょうが、
偉そうに言うヤツは信頼されません。

 

 

「ひとつ貸しだゼ☆(キラッ)」

まぁ一見スマートですが、
透けて見えるギブアンドテイク精神が若干うっとおしいです。

 

 

ポイントはですね、

 

 

さして腕っぷしに自信が
ありそうでもないヤツが助けてくれて、

んでもって押し付けがましく
恩を売ってこないところなんですよ!

 

 

こいつがピンチの時は助けてやらんとな、
と自然に思わせるのがコツといえましょう。

 

まぁこの作戦のキモは、
まっとうな倫理観を持ち合わせているヤツかどうかを
見極めてから助けないといけないということで。
とんでもない荒くれ者を助けたって利用されて終わりですからね。

 

つまりはヒトを見る目を
普段から養っておこうということです(キレイにまとめた)。

 

グレンはリックがどんなヤツかわかってて
助けたわけじゃないですけど・・・・・・そこはアメリカなんで。

サバイバルポイント

情けは人の為ならず。
誰かを助けるときは、謙虚にスマートに。