学生達は夏休み始まりましたね! ども~ さばい部のツナカンです。
夏のレジャーといったら海!
週末は海へ遊びにいくなんてタイミングではないでしょうか?
本日は海辺にいる危険な生き物をご紹介します!
今日のテーマは 「貝」 です。
日本でも30人以上の死者を出している貝
・アンボイナガイの脅威
イモガイと呼ばれる貝の種類で個体差はありますが約10CMほどの赤茶色をした巻貝です。
インド太平洋のサンゴ礁付近に広く生息しています。
日本だと主に沖縄のサンゴ礁地帯に多くみられるのですが、近年の温暖化により暖流の影響が強い地域では九州、四国、本州でも生息しています。
このアンボイナガイが持っている毒はインドコブラの毒の37倍!
そして蛇の中で最強の毒を持っているという蛇、インランドタイパンの2倍の毒性を持っています。
アンボイナガイに刺された場合の致死率は6~7割と言われているほど危険な貝です。
アンボイナガイは歯舌歯(しぜつし)と呼ばれる毒ヤリをもっており、ウェットスーツを貫通するほどの威力があります。
またこの貝の毒に対する血清がなく、刺されてしまった場合は下記対処をする必要があります。
・刺された部位を切開し毒を吸い出す
・一刻も早く心臓に近い部分を紐などでしばり毒が回らないようにする
・即座に病院に行く
どんな症状になるのか?
・刺された時の痛みは少ない。
・神経麻痺症状がおきる。
初期対応を怠ると20分ほどで下記症状が出ます・・・
・のどの渇き
・めまい
・歩行困難
・血圧低下
・呼吸困難
処置や対応がおくれると数時間で死に至ってしまう事があります。
病院では、血清がないため生命維持に尽力し、毒が抜けるまで耐えるというのが唯一の治療法です。
この貝の被害に合うパターンは、ダイバーなどが貝を取っている時にアンボイナガイを手に持った時に刺されるパターンです。
または浜辺や岩場にいたときに謝って踏んでしまった時に刺されることがあります。
かなり毒性が強いのですぐに応急処置して病院に向かってくださいね。
そしてもっと身近なのは 「貝毒」 です。
今年の潮干狩りでは被害をこうむった場所が結構あったようですね。
・貝毒ってなに?
アサリやハマグリ、近年だとホンビノス貝のような2枚貝は毒素を持った植物プランクトンを食べて毒素を貯めこんでしまうことがあります。
毒素の規制値を超えたアサリやハマグリ、ホタテなどを食べると
・手や口がしびれる
・めまいのようなふらつき症状
が出ます。最悪の場合は死に至ることもあります。
貝毒を詳しく見てみると下記内容です。
・麻酔性貝毒
口、手足などが痺れたり麻痺をします。重度になると嘔吐、運動障害に至り最悪死に至る事も。
・下痢性貝毒
激しい下痢になり、腹痛や嘔吐を伴う事もあります。
・神経性貝毒
顔やのど、全身に広がり酔ったような状態になります。瞳孔散大、運動失調や下痢などの症状がでます。
・アサリ毒
悪寒、食欲、不痛、倦怠感、悪心、嘔吐などの症状になり皮下出血班が必ず見られるのが特徴です。
貝毒に関しては潮干狩りなどのシーズンにその地域で発信していますので必ずチェックしていきましょう。
潮干狩り場では貝の持ち帰り禁止などをして健康被害が出ないようにしていますので内緒でもって帰るなどの違反をするととんでもないことになります。
個人でとった貝はこういった危険も高いので危ないですね。
特に貝毒が多い地域として大阪で近年貝毒が発生しています。
生き残る為に海の幸をとって生き延びる日がくるかもしれません!
が、しかし! 貝にも毒があるという事を忘れずに。
ツナカンは貝が大好きです。
お寿司屋に行くと、つぶ貝、ミル貝、ホタテ、タイラ貝は頼みますね。
最近は赤貝食べなくなったなぁ・・・
そうだ!今日の夕飯はお寿司にしよう。
ではでは、お寿司を食べれるよう仕事頑張ります。
ツナカンでした。 あでゅ~☆彡
サバイバルポイント
アンボイナガイの毒性は最強クラス!見た目がキレイな巻貝だからといって持つと刺されるぞ!気を付けろ