年末カウントダウンですね!あと5日です。
またまた寒くなってきました。みなさん風邪ひいてませんか? さばい部のツナカンです。
ツナカンは車ありきの生活をずっとしてきたのでタイヤの重要性をずいぶん前から重要視しているのですが、車を道具ぐらいにしかみていないと日々の車の状態チェックとかほとんどしない人が多いですよね?
実は車の事故の整備不良が元で起こる数は日本国内で年間1500~2000件にも及び、その中でも原因として一番多いのは実はタイヤが原因で事故がおこっているということをご存じですか?
車乗りの皆さんたまには自分のタイヤの状態をチェックしたりしていますか?
ツナカンはもうプロ側なので、乗っていてタイヤに異常があるとすぐに気付けます。
空気圧がちょっと低いな?とか思ったら早めに停車してタイヤのチェックをします。それぐらいタイヤって大切ですよ。
乗る前に皆さんもタイヤチェック等する癖つけましょう!教習所で乗車前チェックありましたよね?覚えてますか?
しっかりやりましょう!
タイヤのチェック項目を念のために書いておきますね。
・タイヤの溝の残り具合
新品購入時の半分ほどになったら交換してもよいかもしれません。スリップサインという線が見えたら交換してください。
・ひび割れ、キレ
タイヤはゴムでできているので経年劣化でタイヤ側面にヒビ割れが入ってきたりします。ゴムが硬くなるからです。また走行中にある石や破片でタイヤが切れていたりすることがありますので、深い場合はバーストの可能性もあります。 高速走行中のバーストは大変なことになりますので注意が必要です。
・タイヤナットのゆるみ
タイヤのナットが緩んでタイヤが外れてしまうなんていうことがあります。大型車だとタイヤだけ(ホイールもあわせて)で100KGほどあります。もし走行中に外れてころがっていったとしたら・・・乗用車でもそれなりの重さです。走行中にタイヤが外れしまうとコントロール不能で大事故になります。
あ!ちなみにナットを閉める時の締め方しってますか?
車によっても違うのですがナット穴は通常の乗用車であれば、4穴か5穴です。
ナットを閉める時はナットの穴の対角線上順に閉めていきましょう。
どういうことかというとまずは軽く全体にナットをとりつけて軽く閉めます。
その後はギュギュギュッ!ときつく締めていくのですがこの時に閉めていく順番が対角線上になるようにしていきましょう。
5穴だと星型になるような順番ですね!4穴だと十字になるように対角線上にきつく締めていくとゆるみがなく取り付けできると思います。
で、今回は通常タイヤはチェックしましょうね!ということで凍結道路に気を付けようというお話です。
雪がよく降る地域にお住まいの人にとっては当たり前の話でしょうが、ちょっと雪がふっただけでもパニックになる関東平野部などは路面凍結、雪道を甘くみている節があります。そういうツナカンもこれぐらいの雪ならまだなんとかなる!なんて思って走り始めて死にかけた事あります。。。
さてさて、そもそも雪が降ってからスタッドレス!って思っているようでは本当は遅い!これも雪国では当たり前ですね。シーズンにはいる直前にはタイヤを履き替えておかないといつ雪がふるかわからないので準備は大切です。
とはいっても、都会で雪が降るなんてことは年間通しても少なくなってきました。
そんな時にノーマルタイヤで車の運転をする。。。これは自殺行為ですよ!
特に乗ってはいけないノーマルタイヤの車はどういう車かというと・・・
・エンジンパワーのあるFR車(外車はほぼアウト)
と上記を語る前に車の駆動方式を知らない人もいるかもしれません。自分の車が何なのか?を知らない人も結構いるんじゃないかなーと思いますがちゃんと自分の車の駆動方式しっていますか?
スタッドレスタイヤはあまり関係ありまえんが、今では珍しくなってきたチェーンでの雪対策をするなら自分の車の駆動方式をしらないとダメですね。
主にこの3つです。(こまかくいうと5つあります。)
・FF(フロントエンジン、フロント駆動)
エンジンがボンネットに収まっていて、アクセルを踏むと前輪が回転する方式です。日本車の多くはFF車が多いです。
・FR(フロントエンジン、リア駆動)
エンジンがボンネットに収まっていて、アクセルを踏むと後輪が回転する方式です。主にスポーツカーや高級車などはこの方式をとります。
・4WD(フォー ホイール ドライブ)
その名の通り4つのホイールが回って動く方式です。アクセスを踏むと、前輪後輪が動きます。
乗り心地や特徴などを言い出すと細かい車トークになってしまうので雪道でなんでFR車が厳しいのか?を簡単に説明しますね。ちなみにツナカンは個人的にはFR車が好きです。今は久々にFFに乗っていますが乗っていてつまらないというか、乗り心地悪いというかね。
では、なんでFR車だとスリッピーな路面では厳しいのでしょうか?
だいたいの車のエンジンはフロントにありますね。ボンネットにエンジンがあるはずです。ということは車で一番重心が重いところは前になるわけです。FRはアクセルを踏んで後輪が駆動する方式なので、加重が前にありますが、後ろで車を前に進めようと力がかかります。この時に路面がすべるということは前に進む力を100%前に伝えきれずスリップ状態となりタイヤが空回りし、スピン状態に陥りやすくなります。
FR車に乗って雪道を走った経験をある人であれば車がまっすぐ走らず、しかもお尻のほうからブレていくので本当に怖い思いをしたことがあるのではないでしょうか?
FFとFRと4WDの発進性能の違いをみればわかるかもしれません。
あきらかにFRは空回りしてますね。これスタッドレスタイヤ履いているんですよ!ノーマルタイヤで雪道なんてゾっとします。
ちなみに通常の道路と雪道、凍った道での制動距離にはどれくらいの差があるのでしょう?
乾燥道路を1として計算すると滑りやすさは下記です。
圧縮雪道路 は約3.2倍滑りやすくなります。
凍結道路(’つるつる凍る) は約8.0倍も滑りやすくなります。
停まるまでの距離に関しては
圧縮雪道では時速40KMで21Mも必要とします。
凍結道路(つるつる凍る)では時速40KMで78.7M!も必要です。
ということで、雪と氷でもまったく違うんですね。雪の降り始め、積もった時ももちろん危険なのですが翌朝の凍結道路が何気に一番滑ります。ここ油断しがちなんですよ~
スタッドレスタイヤを履いていても滑るものは滑りますからね!注意してください。 その上で現在のスタッドレスタイヤは性能も上がってきていますので各メーカーのHPなどを観て自分にあったスタッドレスタイヤを選ぶことをオススメします。
自分に合った?
これは雪道を多く走るのか、凍ったような道が多いのか?などです。タイヤメーカーそれぞれに特徴があるような製品を出しています。
観るべきポイントはざっくりとこんなところでしょうか?
・雪上性能
・氷上性能
・燃費
・耐久性
・価格
スタッドレスタイヤで乾燥道路を走っていると燃費が悪いと言われていますが最近のスタッドレスは燃費も改善されているようですよ。どうしても車を乗る必要が日々ある人は早めに対策とっておくとよいと思います。
どのメーカーのどのスタッドレスがよいかは人それぞれですので上記をよく考えた上で選びましょう!
どうしても買うという事に躊躇してしまうのは、雪で困る事が年間でどれくらいあるのか?という問題ですよね。
都内や都心部の方であればツナカン式雪対策を真似していただくのが一番です。
雪の日は車に乗らない
これが一番! スタッドレスはいていたら、乗っちゃうかなぁ~ ただし大きな橋とかはスタッドレスでも怖いです。
これから本格的に寒くなってくるかと思います、万が一雪が降った時はノーマルタイヤでチャレンジなんていう無謀な行為は止めましょうね!自分だけじゃなく他人を巻き込む最悪な事故につながります。
ではでは、年末年始ただでさえ事故が増えていますので皆さんお気を付けください。
ツナカンでした! あでゅ~
サバイバルポイント
雪道のノーマルタイヤは万死に値する。 スタッドレスでも過信することなく安全運転で!
FR車は特に危険なので気を付けよう。