ちわっ さいばい部のツナカンです。
先日も阿蘇山が水蒸気噴火しましたね。
世界でもまれな火山地帯と言われる日本に住む私たちは
どれだけ火山の事をしってるんだろう?
さーて!今日はツナカンと一緒に日本の火山について学びましょう。
有事の際に生き残る為にも、知るのは大切です。
まず、日本にはどれくらいの火山があるのかというと・・・
北方領土を含む 110山あります。
そのうち今でも火山活動があり、ランク付けをされ気象庁で監視対象と
なっている活火山は50山あります。
もっとも火山活動が活発で危険とされるランクAに指定されている火山は13山!
結構あります。
ランクA 活火山
- 十勝岳 (北海道)
- 樽前山 (北海道)
- 有珠山 (北海道)
- 北海道駒ヶ岳 (北海道)
- 浅間山 (群馬県・長野県)
- 伊豆大島 (東京都)
- 三宅島 (東京都)
- 伊豆鳥島 (東京都)
- 阿蘇山 (熊本県)
- 雲仙岳 (長崎県)
- 桜島 (鹿児島県)
- 硫黄島 (鹿児島県)
- 諏訪之瀬島 (鹿児島県)
北海道が結構多い!!!と思いきや、火山マップを見てみると私たちの
身近に結構火山はあります。
こんなに!!!
関西方面はあんまりないんですね。北海道から関東あたりまでかなりの数
があります。そして九州にも集中して火山がありますね。
そしてなんと・・・
世界でもっとも危険な火山10選
に日本の火山が2つラインクインしています。
マンチェスター大学のアルバート・ザイルストラ教授が火山愛好家を集め
選出した100年内に破局的噴火がある可能性がある火山を選出したものです。
破局的噴火!!!
すでにヤバい臭いしかしない。
さぁ見てみよう。破局的噴火が起こる可能性があるという荒ぶる火山を!
1位:硫黄島 (東京都小笠原村)
2位:アポヤケ山 (ニカラグア)
3位:フレグレイ平野 (イタリア)
4位:阿蘇山 (熊本県)
5位:トランスメキシコ火山帯 (メキシコ)
6位:アグン山 (インドネシア)
7位:カメルーン山 (カメルーン)
8位:タール山 (フィリピン)
9位:マヨン山 (フィリピン)
10位:ケルート山 (インドネシア)
あぁ割と上位。
というか1位獲得。 硫黄島やべ~
現在一般人は住んではいませんが、海上自衛隊と航空自衛隊の基地が置かれています。
自衛隊関係者は住んでいそうですね。
秋の好楽シーズン登山を楽しむなんて人沢山いらっしゃいますよね?
ランクAじゃないから安心!ってわけじゃなく常に監視されている時点で結構危険です。
一応身近にある火山を知っておいたほうがいいでしょうからA~Cランクに指定されている
活火山を北から順に整理して書きますね。
北海道
- 十勝岳(A)
- 樽前山(A)
- 有珠山(A)
- 北海道駒ヶ岳(A)
- 知床硫黄山 (B)
- 羅臼岳(B)
- 摩周湖(B)
- 恵山(B)
- 雌阿寒岳(B)
- 羊蹄山(C)
- ニセコアンヌプリ(C)
- 倶多楽(C)
- アトサヌプリ(C)
- 丸山(C)
- 大雪山(C)
- 利尻山(C)
- 恵庭岳(C)
東北地方
- 岩木山(B)
- 十和田カルデラ(B) 915年の噴火は、最近2000年間の国内最大の噴火。
- 秋田焼山(B)
- 岩手山(B)
- 秋田駒ヶ岳(B)
- 栗駒山(B)
- 鳥海山(B)
- 蔵王山(B)
- 吾妻山(B)
- 安達太良山(B)
- 磐梯山(B)
- 沼沢湖(C)
- 燧ケ岳(C)
- 恐山(C)
- 八甲田山(C)
- 八幡平(C)
- 鳴子火山群(C)
- 肘折カルデラ(C)
関東・中部地方
- 浅間山(A)
- 那須岳(B)
- 榛名山(B)
- 新潟焼山(B)
- 草津白根山(B)
- 富士山(B)
- 箱根山(B)
- 伊豆東部火山群(B)
- 焼岳(B)
- 御嶽山(B)
- 高原山(C)
- 日光白根山(C)
- 赤城山(C)
- 妙高山(C)
- 北横岳(C)(北八ヶ岳)
- 弥陀ヶ原(C)
- アカンダナ山(C)
- 乗鞍岳(C)
- 白山(C)
伊豆・小笠原諸島
- 伊豆大島(A)
- 伊豆鳥島(A)
- 三宅島(A)
- 新島(B)
- 神津島(B)
- 西之島(B)
- 硫黄島(B)
- 利島(C)
- 御蔵島(C)
- 八丈島(C)
- 青ヶ島(C)
中国地方
- 三瓶山(C)
- 阿武火山群(C)
九州地方
- 阿蘇山(A)
- 雲仙岳(A)
- 姶良カルデラ - 桜島(A)
- 九重山(B)
- 鶴見岳・伽藍岳(B)
- 霧島山(B)
- 福江火山群(C)
- 由布岳(C)
- 米丸(C)
- 住吉池(C)
- 阿多カルデラ - 池田山川(C)
- 阿多カルデラ - 開聞岳(C)
南西諸島
- 鬼界カルデラ - 薩摩硫黄島(A)
- 諏訪之瀬島(A)
- 口永良部島(B)
- 中之島(B)
- 硫黄鳥島(B)
- 口之島(C)
この量どうですか?こんなにあるのか!って思いますよね。
そして日本の宝!?! 富士山はBランクです。
富士山噴火説なんていうのもしばしばいわれていますが、こういうのは大きな噴火や
地震が起きた後には騒がれるのですがちょっと時間がたつと人間は忘れてしまうんですね。
そして富士山の噴火がやばい!とツナカンも思っていたのですが、実はちょっと違うようです。
確かに富士山が噴火するとその影響で大地震が起こる可能性が高く、火山灰の影響もあり
都市部が麻痺。 火力発電所、交通機関などの停止により大打撃をうけるわけですが、
もっとヤバいのは噴火の威力は実は富士山が一番危険というわけじゃないということ。
威力だけを見たら、観光でいったことである人も多い箱根山のほうが遥かに噴火のパワーは
あるんですよ。 富士山の噴火のフルパワーを1として見たときに主だった日本の火山の
過去の噴火のパワーを数字にしてみるとこんなかんじ。
富士山 1
北海道駒ヶ岳 3
有珠山 3
樽前山 4
浅間山 4
九重山 5
燧ヶ岳 7
桜島 12
箱根山 14
摩周湖 19
大雪山 20
十和田湖 56
霧島山 100
屈斜路湖 150
洞爺湖 170
支笏湖 225
姶良カルデラ(桜島) 450
阿蘇山 600
おっと!箱根!!!去年あたり箱根結構怪しい動きしてましたよね。
ツナカンはちょっと縁あって、箱根によくいくのですが近隣の人も硫黄の臭いがすごいと
言ってました。音もかなりすごかったようです。 今は落ち着いてホッとしてます。
それにしても阿蘇山の数値これやばい! 破局的噴火世界第4位だけあってポテンシャル
高すぎ!硫黄島いったい噴火したらどんなんなんだよ。。。
富士山がキレイな山の形を維持しているのは噴火の威力はさほど高くなかったので山が吹き飛ばず
形をちゃんと残しているというふうに考えられますね。
それでは、ようやく噴火した時のサバイバルを考えましょう!!!
火山が楽しすぎて予備知識だけでかなり長くなってしまいました。
◇噴火が起きたら◇
実際に噴火が起こってしまったら自分自身の身を守るためにもちゃんと知識をもって素早く、適切に
行動していきましょう! ちょっとしたことが生死をわけます。
2014年に御嶽山で噴火がありましたね。多くの犠牲者を出してしまいました。
この時ちょっとしたことで生死をわけた人もおおかったようです。
火口から近いところにいた場合は下記です。
・撮影などしてないで素早く逃げる。素早く下山すること。(とにかく現場から離れる!)
・頭上をリュックや硬い物で守る。(ヘルメットがあれば一番いい)
・風上方向に避難する。
・建物の中に入り天井が抜けそうな場所からは離れて身をかがめる。
・口をタオルや服で覆う(灰やガスを吸い込まないようにする)
噴火の時に恐ろしいのは噴石と火砕流、規模にもよりますが溶岩です。
なかでも噴石は無数に降り注ぐためまるで散弾銃のように襲ってきます。
素早く頭上を守る事が重要になります。
そして可能なら素早く下山することが大切です。
火口から距離がある場合ではどうしたらよいのでしょう?
噴火対策と準備
・予想される範囲と被害を落ち着いて情報収集
・ハザードマップ(火山防災マップ)をチェックしましょう
※各火山付近ではその火山の防災マップが存在します。近場に住む人はデータを取得しておくと
よいと思います。
・噴火警戒レベルを把握し、避難するのか、待機・準備をするのかを素早く判断。
準備する物
・貴重品(現金、印鑑、通帳など)
・衣類等(ジャンバーやセーターなどの防寒対策、手袋、レインコートなど)
・防具類(ゴーグル、マスク、ヘルメットなど)
・医療品(救急セットや常備薬、持病の薬など)
・食料品(水、缶詰、乾パン、チョコレートなど)
・道具(懐中電灯、ラジオ、ライター、ろうそく、缶切り、ロープ、電池)
火山から離れていても火山灰による被害で被災することが大いに考えられます。
過去の富士山の噴火では江戸の町にも5CMの火山灰が積もったと言われています。
水と食料の確保をしっかりする必要があります。
パニックにならず最低3日分程度の水と食料を確保しましょう。
火山灰はガラス質です!ご存知の方も多いと思いますが、灰というと粉のようなイメージですが
火山灰は細かいガラスと思っていいです。
目に入ると細かいガラスのかけらが入っているのと同じですので目が傷つきかなりの痛みを伴います。
最悪の場合失明も。
吸い込むのも危険で、気管支や灰など気道を傷つけます。
また水分を含むと粘土のようになり、固まってしまいます。とても厄介ですので人体に入らないように
ゴーグルやマスクをする必要があります。
富士山が噴火した時の防災マップで火山灰の予想被害を出していました。
かなり広範囲ですね。
東京や千葉もすっぽり2CM積もる予想に包まれています。
2CM積もると一般の人でも目・鼻・喉など気管支の健康被害が起きる可能性がでてきます。
畑の作物が1年間収穫できなくなるといわれています。
ちなみに1CMつもっただけで停電するともいわれていますので広範囲で停電しますね。
もちろん交通も麻痺します。
地震雷火事おやじ
って聞いたことあります? 怖い順ですが、噴火が起こると、おやじ以外は全て起こります。
おやじは常に怒鳴っている可能性があるので全て発生しますね。
自然災害から身を守るには知識と準備です。
避けようがない事ですので被害を最小限にするために自分がすべき最善の方法を知る。
準備しておく事が大切ですね。
巨大地震も70年以内に起こると言われている今ですので、防災用品の中に火山対策も
加えておいてはいかがですか?
ほとんど防災用品としてはかわりないので、火山灰用にマスクとゴーグルを加えておいてください。
あとは登山されるかた!これ結構重要ですよ。
登山届を出す
誰がどの山にいるのかを把握するのに非常に重要です。
面倒臭がらず必ず出しておきましょう。
噴火の大変さは被災者以外はデータと事例でしか読み取れませんが、これだけの被害を
長い地球の歴史で出してきています。
教訓をいかして準備をしておきましょう!
ツナカンオススメの噴火系映画も書いておきますね。
(後日コラムを書く予定ですので予習しておいてください。)
・ボルケーノ
・ダンデズ・ピーク
・2012(火山映画じゃないけど、イエローストーンの爆発は一見の価値あり)
家に帰ったら懐中電灯のチェックと電池の予備のチェックをしようと思ったツナカンでした。
マグマの活動が活発化していると言われていますので皆さんも日常から連絡を取る方法や
防災用品を準備しておいてくださいね!
手始めに水を確保しておきましょう。
ではでは、ツナカンでした。 あでゅ~
サバイバルポイント
自分が住む町の火山防災マップを確認しておく事。
火口から近い場合は風上に移動し頭上を守り素早く下山 or 身を隠す。