ニューノーマルにより、お仕事のスタイルもだいぶ変わってきました。
ですが、その変化の大きさは、人によってはストレスとなっているようです。
うまくいかないなあ・・・
やる気が出ないなあ・・・
何のために働いてるんだろう・・・
そんなときに、ちょっと効果があるかもしれないお仕事漫画を3つご紹介します。
『無能の鷹』
著者:はんざき朝未
掲載誌:Kiss
出版社:講談社
単行本2巻まで発売中
『無能の鷹』あらすじ
一見超優秀に見えて、実は社内ニートの鷹野ツメ子。
難しいことを考えると頭が痛くなり、分からないことは何が分からないのかも分からない。
そんな彼女ですが、その言葉や振る舞いにはなぜか絶対的な説得力があり、誰しもがつい彼女の話に聞き入ってしまいます。
たとえ、どんなに内容のない話であったとしても。
一方、本当は優秀なのに気弱な鶸田(ひわだ)は、マイペースな鷹野のことをどこか羨ましく思っていました。
ふとしたことから鶸田は鷹野とコンビを組むことになって・・・。
『無能の鷹』おすすめポイント
お仕事って、カタカタカタターンッ!って、できなくちゃいけないもんですかね?
そんなにソリューションをクリエーションでイノベーションしなくても、誰かの役に立てれば十分なんじゃないですかね。
主人公の鷹野がホチキス留めを誉められてるのを見て、そして、それに鷹野本人が満足しているのを見て、そう感じました。
そして、ホチキス留めで自己肯定できる鷹野と、実際に有能なのに自己肯定の低い鶸田のコンビを見て、得意分野を補い合えればできないことがあっても問題ないじゃんと感じました。
自分だけできなくて、周りのみんなはできている。
お仕事の現場では、そんな不安を抱きがちかもしれません。
でも、みんなも大体そんなもんで、結構できないことを抱えているものです。
どんな小さいことでも何かの役に立っているのなら、そこは自信を持ちましょう。
できないことは補い合う。
そういう発想の転換も能力の一つです。
大丈夫。
鷹野のように、だんだんそのうち様になって周りが良いように解釈してくれるようになるし、そのうちに本当にうまく行くようになるから。
『機動警察パトレイバー』
原作:ヘッドギア
著者:ゆうきまさみ
掲載誌:少年サンデー
出版社:小学館
単行本全22巻
『機動警察パトレイバー』あらすじ
時は1998年。
多足歩行式大型マニュピレーター「レイバー」が普及し、様々な場面に作業機械として導入されている一方、レイバーを使った犯罪の増加も問題となっている時代。
そうしたレイバー犯罪を取り締まるため、警視庁によってパトロールレイバー=「パトレイバー」を配備したチームが編成されることに。
ところが、最新鋭のレイバーを導入した警備部特科(特殊)車両二課第二小隊の隊員のほとんどは素人同然だったのでした。
特車二課を舞台に、それぞれの成長を描いた群像劇。
『機動警察パトレイバー』おすすめポイント
もちろん、ロボットものの常として、正義を愛し平和を守るという原則はあります。
しかし、隊員は警察官であり、正義を愛し平和を守る「お仕事」をしているわけです。
というわけで、お仕事への姿勢は皆それぞれ。
でも結局、いちばん大切なのは何かと言えば、「みんなで幸せになる」ことではないでしょうか。
第二小隊隊長・後藤喜一がどういう場面で「みんなで幸せになろうよ」と発言したかはおいておいて、お仕事はみんなが幸せになるためにするものです。
『燃えよペン!』
著者:島本和彦
掲載誌:シンバット、他続編掲載あり
出版社:小学館
単行本全1巻、続編あり
『燃えよペン!』あらすじ
熱血漫画家・炎尾燃(ホノオ モユル)。
全身全霊で漫画に挑む炎尾燃とそのアシスタントの日常、そして担当編集長との戦いを描いた作品。
「すべてのマンガ家がこうだと思っていただきたい!」
『燃えよペン!』おすすめポイント
漫画を描くという行為の一般的なイメージは、こつこつ、じっくり、内省的・・・とかそんな感じじゃないでしょうか。
しかし、この作品の主人公・炎尾燃は、アグレッシブに動き回り、雄叫びをあげ、炎を背負って漫画を描いています。
この燃える姿勢こそが、彼の仕事の流儀なのです。
一方で、仕事がギリギリなのに敢えて寝ることもあります。
これも、己のすべてを漫画にぶつけるためにしたこと。
とにかく熱い!熱いのです!
仕事へのモチベーションを上げたい時の燃料になる漫画です。
サバイバルポイント
「あなたは六日の間、あなたの仕事を行い、七日目には、仕事をやめねばならない。それは、あなたの牛やろばが休み、女奴隷の子や寄留者が元気を回復するためである」(出エジプト23:12)
聖書にもあるとおり、私たち人間にとって、休暇はせねばならぬこと。
仕事には休暇が必要なのです。
ちょっと漫画でも読んで、リフレッシュしてみましょう。