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おすすめ!公共交通機関が舞台のマンガ3選 ★コロナ禍のおうち時間をサバイブ

[WRITER] ダクトテープ

 

現代の社会生活に欠かせないもののひとつが「交通」です。

交通は、日々をサバイバルしていくうえでも重要なポイントになってきます。

 

というわけで今回は、身近な「公共交通機関」をテーマとする漫画を3つご紹介。

「乗り物におけるサバイバル」を学んでいきましょう!

 

『グランドステーション~上野駅鉄道公安室日常』

著者:池田邦彦

掲載誌:モーニング

出版社:講談社

単行本全2巻

 

『グランドステーション~上野駅鉄道公安室日常』あらすじ

舞台は昭和40年代初頭。

主人公・樋口耕平は上野駅「鉄道公安室」に配属されたばかりの新人職員です。

 

鉄道公安室とは、戦後の鉄道内の治安維持のために設置され、国鉄民営化まで存在していた組織。

耕平もまた「鉄道のお巡りさん」として奮闘する日々を送っていました。

 

豊富な知識に基づいて発想された、鉄道ならではの「事件」の裏にある人間模様を描いた作品です。

 

『グランドステーション~上野駅鉄道公安室日常』おすすめポイント

大勢の人々が行き交う駅。

「鉄道のお巡りさん」を中心に駅職員たちのドラマを描き、駅の治安はこのように守られているのだと、当たり前の向こう側を見せてくれる作品です。

 

問題を起こすのは人で、それを防ぐのも、収めるのも人。

助けるのも、また人です。

 

利用する私たち一人ひとりが、自分の責任と相手への優しさを自覚して利用することで鉄道の安全はあるのだ。

あらためて、そう思わされる漫画です。

 

鉄道の流れは、それぞれ異なる人生を生きる人の流れ。

不安の多い昨今だからこそ、お互い思いやりを持って気持ち良く鉄道を利用したいものです。

 

『CAPTAIN アリス』

著者:高田裕三

掲載誌:イブニング

出版社:講談社

単行本全10巻

 

『CAPTAIN アリス』あらすじ

父譲りの破天荒なまでに天才的な飛行機の操縦テクニックを持つ長谷川ありす。

どんな危機にも対応できる、世界一のパイロットになるのがありすの目標です。

 

航空機のトラブル予知の能力を持つ少年・宇崎慧に見いだされたありすは、慧が予知したトラブルを回避するための特命組織「チームガーディアン」に配属されることに・・・。

エンジントラブル、ハイジャック、テロ・・・などなど、大空で起こる様々な困難に立ち向かう超絶女子パイロット漫画。

 

『CAPTAIN アリス』おすすめポイント

ピンチになると、ありすは父による操縦者の心得をよく回想します。

私たちが飛行機を操縦する機会はそうそうありませんが、ありすが回想する父の心得は、車や自転車でのトラブル対処にも当てはまるものばかり。

 

また、クルーたちが「安全」のために全身全霊で努力する姿勢にも、見習うべきものがあります。

飛行機の乗客の立場としても、機内火災など、事故機の中でとるべき行動が示されていて、サバイバルの参考になるでしょう。

 

大型旅客機からセスナ機まで、飛行機という乗り物への理解が深まる作品です。

 

『春行きバス』

著者:宇佐見真紀

掲載誌:ベツコミ

出版社:小学館

単行本全4巻

 

『春行きバス』あらすじ

通学バスで繰り広げられる優しく、あたたかい物語の数々。

語られるのは、少年少女たちの初恋、家族、未来、思い出などなど。

 

路線バスを中心とした、恋愛オムニバス。

 

『春行きバス』おすすめポイント

第1話からして「こ、これは鈴木愛理の名曲『通学ベクトル』の”るてるてずうぼ”じゃね!?」と、テンションがおかしくなるような甘酸っぱいエピソードの数々は我々をあらゆる意味で

死に追いやります。

 

キュン死にする人もいれば、憤死する人、また黒歴史を掘り返され悶え死ぬ人もいるでしょう。

学生にとって交通機関は、通学のための手段である以上に大きな意味を持つことがあります。

 

すなわち出逢いの戦場でもあるからして、我々は各自「キュン死」「憤死」「悶死」、それぞれへの備えを充分にして乗り込まねばならぬわけです。

 

この作品はそのことを教えてくれる、誠にありがたいサバイバル教本なのであります。

サバイバルポイント

朝礼台駅の一つ、JR 宗谷本線「糠南駅(ぬかなんえき)」に設置されたヨドコウ物置による駅舎をモチーフにしたキャラ「ぬかにゃん」は、かわいくてかなり好きだがフェイスオープンに恐怖を感じる。

 

そんなところも好きだけど。

 

交通機関にはいろんな楽しみがあるものです。