人生つらいとき、心の隙間に入り込むのはアイドルであるという統計結果があります(ダクトテープ調べ)。
つらいとき、支えてくれるのはいつだってアイドルの存在。
サバイバルにアイドルは必要なんです!
というわけで今回は、おすすめのアイドル漫画を3つ選んでみました。
今はまだ必要じゃないっていう人も、もしもの時のためにぜひ!
『推しが武道館行ってくれたら死ぬ』
著者:平尾アウリ
掲載誌:COMICリュウ
出版社:徳間書店
単行本7巻まで発売中
『推しが武道館行ってくれたら死ぬ』あらすじ
岡山市のローカルアイドル「ChamJam」のメンバー・舞菜の熱狂的ファンであるえりぴよ。
彼女は人生のすべてを舞菜に捧げているといっても過言ではない状態。
にもかかわらず、舞菜はえりぴよに対してそっけのない塩対応ばかり。
それには舞菜なりの事情があるのですが・・・。
アイドルとオタクの日々を描いたコメディ。
『推しが武道館行ってくれたら死ぬ』おすすめポイント
おそらく、誰もがえりぴよを見て馬鹿だと思うのでしょう。
貯金すればいいのに。
おしゃれすればいいのに。
アイドルは引退するよ?
将来どうするの?
もちろん、将来は大切です。
でも、その将来までの今now現在を生きるために、アイドルが必要なのです。
人生には、何かに夢中になることでしか生きていけない瞬間があるのは確か。
一生懸命になれるものがあるというのは、それだけで十分素晴らしいことです。
夢中になって、一生懸命になって、生きていきましょう。
『推しの子』
原作:赤坂アカ
漫画:横槍メンゴ
掲載誌:ヤングジャンプ
出版社:集英社
単行本2巻まで発売中
『推しの子』あらすじ
ゴローは地方(田舎)の病院に勤務する産婦人科医。
彼はアイドルグループ「B小町」のセンター・星野アイの大ファンです。
そんなゴローのもとへ妊娠20週の患者としてあらわれたのは、アイ本人。
アイの出産までのすべてを、医者としてファンとして支えるゴロー。
しかし出産直前、ゴローは何者かによって命を奪われてしまいます。
そして、アイの子=推しの子として再びこの世に生を受けるのでした。
『推しの子』おすすめポイント
圧倒的なアイドル力を持つアイドル・星野アイ。
彼女はとても嘘つきです。
アイにとって、アイドルとしての感謝や好意を伝えつづることは、彼女が本当に愛することを知るための手段でした。
そのために、ひたすら嘘をつき、完璧な虚像を演じつづけていたのです。
アイドルは嘘の存在かもしれません。
でも、本当のことを私たちは知る必要はないのです。
それが、アイドルとのいちばん良い関係なのかなと思わされるような漫画です。
『オクターヴ』
著者:秋山はる
掲載誌:アフタヌーン
出版社:講談社
単行本全6巻
『オクターヴ』あらすじ
解散したアイドルグループ「She’sN(シーズン)」の元メンバー・宮下雪乃。
売れなかったアイドルとしての過去はその後の人生の枷となり、雪乃は居心地の悪い故郷を出て再び上京。
そして現在は、所属していた芸能事務所でマネージャーの仕事をしています。
ある日、コインランドリーで出会ったのは、雪乃と同じ元芸能人・岩井節子。
二人はお互いの境遇から話がはずみ、やがて仲を深めていきます。
『オクターヴ』おすすめポイント
2020年12月吉日の日本武道館。
一人のアイドルが芸能界を卒業していきました。
この先、もしもどこかで彼女を見かけても、私たちは知らないふりをし続けなくてはなりません。
ただただ、遠くで彼女の幸せを祈るだけで、その幸せを見届けることは許されないのです。
この作品には、私たちが見届けることのできない「その後」が描かれています。
故郷すらも安らぎの場ではなく、かといって都会に居場所があるわけでなく、平坦ではないハードラックな人生が描かれているのです。
私たちは、彼女たちの「その後」に対して無責任であることを自覚しながら、その覚悟を持って推しを推さなくてはならぬのだ。
・・・かといって責任とるとかいうなお巡りさんこいつです。
何が言いたいか、本当に分からなくなってきましたが、これからとっても大切なことを言います。
──推しは推せるときに推せ。
サバイバルポイント
アイドルっていろいろあると思うのです。
ミル・マスカラスだって、
チェ・ゲバラだって、
カート・コバーンだって、
アンヌ隊員だって、
シモ・ヘイヘだって、
ゴジラだって、
マチルダさんだって、
ガガーリンだって、
スティーブン・ジョブズだって、みんなみんな誰かのアイドル。
心を強くしてくれる何かを持つことは、サバイバルには欠かせません。
僕は牧野真莉愛ちゃん!