ニューノーマル社会において、食品のテイクアウトはもはや定番化しつつあります。
なかでも、おうち時間を楽しむために欠かせないのが「お持ち帰りスイーツ」です。
近所に、お気に入りのスイーツ店はありますか?
もし、身近にあったら気になってしまいそうなお店が登場する漫画を3つご紹介しましょう!
『ショコラティエはサディスティック』
原作:花形怜
作画:松本救助
掲載誌:漫画ゴラクスペシャル
出版社:日本文芸社
単行本全2巻
『ショコラティエはサディスティック』あらすじ
恋愛も、職場の人間関係も、何もかもうまくいかない主人公・橋本絢音。
酔った彼女は、ある店の前で倒れてしまいます。
気がつくと椅子に縛り付けられていて、男から何やら怪しいものを飲まされるはめに。
そこはチョコレート専門店で、男は天才ショコラティエ・今泉琉世。
琉世は「自分が作ったチョコレートの美味さに他者が屈服するのを見るのが好き」というサディスティックな性格の持ち主でした。
名店の美形店主に拾われる薄幸ヒロインという「店もの」ジャンルのシチュエーションに間借りした確信犯的表紙詐欺ギャグ漫画。
『ショコラティエはサディスティック』おすすめポイント
チョコレート依存!
とことんヒロインを邪険に扱うショコラティエ・今泉琉世ですが、腕は確か。
そのチョコレートの味は(どういう方法であれ)、人を救い、癒やします。
ギャグ漫画であっても、一粒の甘いチョコレートが持つ「力」がちゃんと描かれています。
チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」には、ストレスを軽減する効果があることは広く知られているとおり。
不慣れなニューノーマル社会に疲れてしまった時、あなたやあなたの周りの人を救うのは「上質なチョコレート」かもしれません。
そして「笑い」には自律神経のバランスを整える働きがあり、カカオポリフェノールと同じくストレス低減に効果があります。
ギャグとチョコレートのW効果で、ニューノーマル社会のストレスに打ち勝ちましょう!
『あげくの果てのカノン』
著者:米代恭
掲載誌:月刊!スピリッツ
出版社:小学館
単行本全5巻
『あげくの果てのカノン』あらすじ
地球外生命体「ゼリー」の攻撃を受けている地球。
主人公・高月かのんが高校時代からストーカー的な片思いをしていた憧れの先輩・境宗介は、異星生物対策委員会の戦闘員としてゼリーと戦っていました。
ゼリーとの戦闘による負傷は「修繕」という方法で治しますが、対象者に「心変わり」を起こす副作用があり、先輩も「修繕」による「心変わり」のため、妻との関係に変化が生じていきます。
かのんの働くパティスリーにたびたび現れ、かのんに近づく先輩。
やがて二人は道を踏み外し・・・という、SF&不倫漫画です。
『あげくの果てのカノン』おすすめポイント
ケーキ一筋!
ゼリーの攻撃で地上はボロボロ。
人々は怯えて暮らしています。
そんな世界の終わり状態でも、ケーキ屋があって、ショーケースのケーキはきちんと並んでキラキラと輝いています。
人々はそんな「大変な時代」なのに、美しく美味しいケーキを食べているのです。
いや、むしろ大変な時代だからこそ、ケーキを食べているのかもしれません。
大変な時代を生きる私たちも、今だからこそ、ケーキを食べて心豊かに過ごしましょう!
『であいもん』
著者:浅野りん
掲載誌:ヤングエース
出版社:KADOKAWA
単行本9巻まで発売中
『であいもん』あらすじ
父が入院したという知らせを受け、十年ぶりに京都の実家へ帰った主人公・納野和。
家業である和菓子屋を継ぐつもりでいたのに、家にはすでに跡継ぎとされる小学生の女の子・雪平一果がいました。
両親は離婚、父は行方不明と、なにやら複雑な一果。
健気に自分の居場所と和菓子屋を守ろうとする一果の姿を見て、和は一果の力になろうと思うのでした。
和菓子がつなぐハートウォーミングストーリー。
『であいもん』おすすめポイント
結局、和菓子!
和菓子のモチーフが季節の風物であることは知っていても、実際に種類の多さを知ると驚くもの。
それだけ細やかに日本の四季折々をとらえ、表現しています。
お茶の時間に和菓子を取り入れることで、日常がこれまで以上に彩り豊かになるでしょう。
思わず和菓子に手が伸びる、そんな和菓子のあれこれが詰まっている作品です。
キャラクターたちのエピソードにそっと和菓子が絡んでくるのですが、その寄り添い方がとても優しい。
いろいろあっても、最終的には和菓子が居てくれるから大丈夫。
和菓子の懐の深さを感じます。
サバイバルポイント
コロナ禍を頑張った自分へのご褒美として、女性が購入するものはダントツでスイーツなんだそう。
お持ち帰りスイーツ漫画も、ぜひご一緒にどうぞ。