ストーンズの新曲「Living In A Ghost Town」のテーマはロックダウン!
そんなこんなで、すっかり「Stay Home」が当たり前になりつつある我々の生活ですが、そこに潜むストレスの影は見逃せません。
そこで、手っ取り早くお手軽にモヤモヤやを解決する方法としておすすめなのが「漫画」です。
今回は、気分爽快な「釣り漫画」をご紹介。
釣り経験者じゃなくても楽しめる作品を3つ選んでみました。
『don’t like this』
著者:鶴谷香央理
出版社:リイド社
全1巻
『don’t like this』あらすじ
「ペプシの青くて長いやつ、うな重、ピザの出前、フールーでアメリカのドラマを見ること、帰り道で飛行機が大きく見えること。それ以外はそんなに好きじゃない。」というイラストレーターの吉田めぐみ。
彼女のもとへ、元同僚から一通のメールが届きます。
「アナタの今の家は釣りをするには最高の環境なのでは?」
この一言から始めた釣りを通じて、世界が広がっていく物語。
『don’t like this』おすすめポイント
大物を釣るわけでも、釣りうんちくがあるわけでもなく、ご近所のハゼ釣り、女友達と釣り堀など、のほほんと釣りの時間が流れていくだけ。
ちょっとした流れで、苦手だったものとの距離が近づいたりするのですが、それすらもふとした雰囲気であって、事件が起きて解決してという漫画ではありません。
でも、そのなんとなくのゆるい感じこそ釣りの空気だなぁ・・・と思って、気持ちが良くなる漫画です。
何もしない時間、何もしなくていい時間が過ごせるのも釣りの魅力。
そういう時間が解決してくれることって、案外あるものです。
おうち時間が長い今、『don’t like this』を読んで、「ま、いっか」と思えるようなゆとりのひとときを。
『放課後ていぼう日誌』
著者:小坂泰之
掲載:月刊ヤングチャンピオン烈
出版社:秋田書店
単行本6巻まで発売中
『放課後ていぼう日誌』あらすじ
父の故郷である九州へ引っ越してきた主人公・鶴木陽渚。
入学した高校には「ていぼう部」という部活があって、よくわからぬまま入部することに。
あとで分かったていぼう部の活動とは「釣り」。
生き物が苦手な陽渚にとって、釣りは試練の連続。
ですが、持ち前の手先の器用さをいかしつつ活動するうちに、釣りの楽しさに気が付くのでした。
『放課後ていぼう日誌』おすすめポイント
「ハイキタ! かわいい女の子が変わった部活入って個性的なメンバーとともに豆知識ぶちまけつつ才能発揮してくよくあるやつ!」って思ってスルーしちゃうともったいない漫画です。
まず、堤防が気持ちいい!
港町の家並み、海辺の空、海沿いの道、日差し、潮風・・・
テンションあがる景色が盛りだくさんです。
そして、釣り道具の描写が、道具フェチとかツールフェチとか仕組みフェチの人にはグッとくるんじゃないかと。
また、ていぼう部では釣った魚を食べるのが掟。
魚を捌いて調理し、美味しそうに食べるシーンも見どころ。
おうち時間を上手に過ごすコンテンツの一つとして「料理」がありますが、とれたての魚をお刺身にしたり揚げ物にしたりするのを見てると、鮮魚のお取り寄せなんかをしてみたくなります。
最初に、よくあるかわいい女の子の部活動漫画じゃない的なことを書きましたが、女の子はみんなとってもかわいいです。
キャラも立ってます。
セーラー服です。
つまりそっちの需要も十分満たしてるので、とってもお得な漫画です。
『おひ釣りさま』
著者:とうじたつや
掲載:Championタップ!
出版社:秋田書店
単行本4巻まで発売中
『おひ釣りさま』あらすじ
OL・上条星羅の趣味は釣り。
釣りスタイルは一人で楽しむお一人さま、つまり「おひ釣りさま」。
寡黙でミステリアスな星羅の饒舌すぎるモノローグを通して、思わず「悦」となる釣りの瞬間が描かれます。
『おひ釣りさま』おすすめポイント
単独登山、ソロキャンプ、お一人さま鉄子など、女性が一人で趣味を楽しむ漫画が増えています。
時に、その分野において女性は異物として扱われることがあります。
「おひつりさま」でも、星羅が釣り場に現れると注目を集め、時にはその技量を疑う声さえあがります。
単に女性だからという、それだけが理由です。
ですが、星羅は意に介さず、一瞥もくれず、ひたすら釣るのみ。
その姿は気高くさえあります。
しかし、彼女には、女性進出とか見返してやろうとか、そういう気持ちはまったくありません。
ただただ純粋に釣りを楽しんでいるだけです。
好きなことをするって素晴らしい。
そのことに気が付くことのできる漫画です。
サバイバルポイント
あなたの好きなことはなんですか?
おうち時間がたっぷりある今、本を読んだり料理したり筋トレしたり、好きなことに没入するのも良い過ごし方かもしれません。
釣り漫画を読んで、気分は太公望。
上手に気分転換して、無理のないおうち時間を!
これも大切なサバイバルです。