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マンガ『ワールドトリガー』を読んで体格差があっても超使える護身術を学ぶ

[WRITER] ダクトテープ

 

格闘ゲームでもシューティングゲームでも、ラスボスってだいたいデカくないですか?

 

一瞬で絶望するデカさ。

ラオウも(馬も!)デカい!

あるいは、デンドロビウム(ガンダムの)の圧倒的な存在感とカタルシス!

 

デカいということは、それだけで相手の戦意を喪失させる効果があります。

もちろん、サバイバルにおいても然り。

 

身長差・体格差がある相手から身を守らなくてはならない場合、メンタルで負けてしまいやすくなります。

そのうえ、フィジカルでも不利になりがちです。

 

ですが、ちょっとしたコツで、不利を有利に変えることができるとしたら・・・?

 

今回は、身長差や体格差があっても「超使える護身術」について、漫画『ワールドトリガー』から学んでいきましょう。

 

護身術を知ることで冷静に対処できるようになり、メンタルでの不利を克服するきっかけになるのです。

 

テキストは漫画『ワールドトリガー』

 

『ワールドトリガー』は、葦原大介作の漫画。

 

2013年~「週刊少年ジャンプ」で連載開始。

途中、作者の病気による休載をはさみ、2019年~「ジャンプスクエア」で連載を再開。

 

ちなみに、同作者の『賢い犬リリエンタール』は良作&おすすめです。

 

今回、参考にするのは『ワールドトリガー』第一巻収録の第一話「三雲修」。

 

物語の舞台は三門市。

一見、淡々と日常生活が営まれている普通の街。

しかしながら、実は異世界とつながる「門(ゲート)」が突然発生し、「近界民(ネイバー)」と呼ばれる異世界の生物による侵攻を受けている物騒な街なのです。

 

ネイバーに対する防衛組織として三門市に登場したのが、界境防衛機関「ボーダー」。

 

主人公・三雲 修(みくも おさむ)は、身分を隠しているものの実はボーダーのC級隊員。

 

ある日、彼のクラスに転入生がやってきます。

 

転入生の名前は「空閑 遊真(くが ゆうま)」。

遊真の正体は近界民(ネイバー)です。

 

本人も特殊な存在なのですが・・・そこはぜひ漫画でどうぞ。

 

転校初日、遊真の指輪が学校のルール違反であることをかばった修。

 

修はもともと正義感が強く、事あるごとにクラスの不良グループから目の敵にされていたのですが、遊真もまた、その風変わりな様子から不良グループに目を付けられることに。

 

学校帰りに不良グループにからまれる遊真。

修はそれをかばうも、返り討ちに。

 

不良は「おまえのほうがムカつく」と落ちていた角材を振り上げ、遊真に襲いかかります。

遊真は角材を持った不良の手を掌底で押さえ、第一の攻撃から身を守ることに成功。

 

しかし、このままでは捕まれたり押さえ込まれたりする可能性が・・・

 

遊真はかなり小柄で身長は150cm台

一方の不良はなかなかの長身です。

 

思いっきり踏む!

 

小柄な遊真が不良を撃退するとしたら、どのような方法が考えられるでしょうか?

 

答えは「相手の足の甲を思いっきり踏む!」です。

 

遊真は第一撃を掌底で受けた後、不良の足の甲を「ズドン」と踏みつけました。

「ズドン」という擬音から察するに、かなり思いきり踏みつけています。

 

そして、よく見ると、ローファーのかかと部分で踏んでいます。

また、膝をしっかり上げてから踏みおろしていることも伺えます。

 

足の甲を踏まれた不良は、あまりの痛みに「ッ痛えええあああ!!!」と叫びながらもんどり打って倒れてしまいました。

 

実は、足の甲は人間の「急所」の一つです。

 

足の甲には、くるぶしから下の部分から脛(スネ)までをつなぐ筋肉や、多くの腱が存在しています。

ここにダメージを与えることで、相手の歩行や運動を封じることができるというわけです。

 

しかも、足の甲は隠しにくいうえ、身体の中でもっとも低い位置にある急所です。

 

人間の急所とされる部位には、顔面、眼、こめかみ、人中、顎などが集中する頭部や、のど仏、心臓のある胸部などがありますが、相手が高身長の場合、どれも攻撃が届きにくい位置にあります。

ですが、低い位置にある足の甲なら、むしろ相手よりもこちらのほうが近く、身長差があっても狙いやすいどころか、身長差があったほうが狙いやすいのです。

 

低い位置にあるため、踏むことによる攻撃も可能です。

 

一般的に、身長差・体格差があれば、筋力などの関係でどうしても小さいほうがパワーで劣りがちです。

 

しかし、「踏む」という攻撃は身長差・体格差があまり関係ありません。

 

人間の「踏む力」はなかなかなもの

 

1kgの物質に毎秒1mの加速を生じさせる力の単位N=ニュートンで表すと、成人男性の踏む力は1000Nくらい(女性で500Nくらい)。

つまり、成人男性の場合、地球上で100kgのものにかかる重力と同じくらいの力で踏んでいるわけです。

・・・かなりの力がかかっていることが、何となくイメージできたでしょうか?

 

また、踏むという動作は私たちが日常的におこなっているので、殴る・蹴るに比べて自然に体が動きやすいのもポイント。

 

というわけで、足の甲を踏むというのは、身長差・体格差によるパワーの差をフォローできる攻撃なわけです。

 

踏み方のコツは3つ!

では、どんな感じで踏めば効果的なのでしょうか?

 

コツは3つあります。

 

①膝をしっかりあげて踏みおろす

膝を上げ、高い位置から勢いよく踏みます。

踏みつぶすくらい思いきりいきましょう。

作中でも、遊真は「ズドン」と音が鳴るほど踏んでいます。

 

②かかとで踏む

足の裏全体で踏むと力が分散してしまうので、かかとで踏みましょう。

また、靴のかかと部分(ヒール)は堅くなっているので、それを利用することもできます。

遊真もローファーのかかとで踏んでいます。

 

③体重を乗せる

自分の全体重をかけるつもりで踏みましょう。

体重を乗せるほど、足の甲に大きな力がかかり効果的です。

 

まとめ

「足の甲を踏む」行為は、相手との距離が近い場合に大きな効果を発揮します

たとえば、電車内で痴漢に遭ったときや、いきなり抱きつかれたりした場合に、足の甲を踏んづけることで相手との距離をとることができます

 

足の甲を踏んで相手にダメージを与えたら、即、逃げましょう!

護身術はあくまで「逃げるための術」ですからね。

 

デカい相手からは、思いっきり足の甲を踏んで身を守れ!

 

身長差・体格差があってもレッツサバイバル!

サバイバルポイント

霊長類最強、吉田沙保里の身長は156cm。


強い人は大きく見えるという話。