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マンガ『さすがの猿飛G』を読んで迷路の攻略法を学ぶ

[WRITER] ダクトテープ

 

ときに人は「人生の迷路」に迷い込むこともあるわけで。

 

そんなとき、かつて読んだ漫画が導いてくれることが多いような気がするダクトテープです。

 

かつて読んだ漫画は、このところリメイクされたり続編が出たりしてることも多く、世代ホイホイだと分かっていても何だかんだチェックしてしまうという。

 

そんな感じで読み始めてみたのが『さすがの猿飛G』です。

細野不二彦作で、2017年~「月刊ヒーローズ」に掲載。

 

主人公・猿飛肉丸と、ポニーテールのヒロイン・霧賀魔子ちゃんがイチャコラしつつ活躍する、忍者アクションラブコメディ「さすがの猿飛」(1980年~1984年「増刊少年サンデー」連載)の続編という位置付け。

肉丸と魔子ちゃんは24歳になっています。

 

最後にくっついた「G」はグローバルの「G」ということらしい。

 

うむむ、確かにそこここに国際問題的な風刺が・・・

すっかり大人の読み物になっています。

 

サバイバルのテキストは『さすがの猿飛G』

さて、今回サバイバルの参考にする『さすがの猿飛G』。

何もかもみな懐かしい・・・と読んでいたところ、何と迷路の攻略法を発見しました!

人生の迷路に迷える子羊・ダクトテープを救ってくれるのは、やっぱりかつて読んだ漫画だったのでした。

 

ということで、今回は迷路の攻略法をご紹介したいと思います。

 

迷路の攻略法が登場するのは、第一巻収録の第六話「迷路の罠(メイズ・トラップ)」。

主人公・肉丸が所属する忍ノ道学院Aクラスの授業シーンです。

 

実はこの第六話には、ヒロイン・魔子ちゃんが所属するBクラスの「身体が不自由なまま水中に投げ込まれたときの訓練」や、Aクラスが危険地帯での移動方法として学ぶ「深草兎歩(しんそうとほ/音をたてずに歩く術)」など、他にもサバイバル術として応用できそうなネタがあったりします。

 

が、今回は「迷路の攻略法」ということで。

 

肉丸たちは世界に通用する忍者として訓練を受けているわけですが、そのひとつが「迷路地帯(メイズ・ゾーン)」です。

これは、トラップの仕掛けられた木製巨大迷路を10分以内にクリアするという訓練。

見取り図なし、見通しなしの条件です。

 

ここで肉丸がとったのが、迷路の壁に手を触れて壁に沿って歩く方法

コーナーや分岐では、壁に触れている手の方向へ進みます。

 

作中では次のように紹介されています。

 

「迷路のオーソドックスな突破法は、一方のカベに手を添え、それが導くルートを歩み続けること」

 

肉丸は左手を左側の壁に添えて、巨大迷路の中を進んでいました。

 

迷路攻略のカギは「左手法」!?

このような迷路攻略法は「左手法」と呼ばれています。

 

左手法とは、作中で肉丸がしていたとおり、左側の壁を左手で触れながら壁に沿って歩くことで出口にたどり着くことができるという迷路攻略法。

 

とにかく左折を最優先して進むのです。

 

→左側に壁が無ければ左折。
→それ以外で、前に壁が無ければ直進。
→それ以外で、右に壁が無ければ右折。
→どれもできなればUターン。

 

整理してまとめてみると、こういうこと。

 

んっ?

 

なんかこの書き方・・・

 

すげえプログラムっぽい。

 

気がついた方もいるかもしれませんが、左手法はマイクロマウス(迷路ロボット)のプログラムの基本だったりします。

 

しかし、実際の迷路ロボット競技会において左手法だけでゴールすることはできません。

というのも、左手法の場合、スタートとゴールが外壁に面していない迷路では、ぐるっと一周してスタート地点へ戻ってしまうことがあるのです。

 

つまり、外壁に面したスタートから迷路中心部にあるゴールへ向かうタイプの迷路には左手法は使えないのです。

あとは、立体的な迷路にも使えませんね。

 

また、最短距離でゴールできるとは限らず、多くの場合、迷路内の壁をつたって歩き回ることになります。

 

このように左手法は完璧ではなく弱点もあるので、そこはノークレームということで。

 

それでも、スタートとゴールが外壁に面した平面の迷路なら、迷路内の壁面をつたい歩きすることで「必ずゴールできる方法」ではあります。

 

「右手法」じゃダメなの?

ちなみに、左手、左手って言ってますが、別に左手じゃなくても大丈夫。

右手でも同じようにゴールへたどり着くことができます。

 

その場合は「右手法」と呼ばれます。

 

ですが、なぜ忍者の肉丸は左手法なのか・・・?

 

ウクライナからの留学生・フレディも肉丸と同じルートを歩いていたようなので、どうも左手法が優勢っぽい・・・

 

なぜだ・・・?

 

ちょっと考えてみたのですが、もしかしたら「利き腕を空けておくため」ではないかと。

 

忍者と言えば「背中に背負った忍者刀♪~」

ためしに右手に壁がある状態で、ガンダムのオープニングよろしく、背中の忍者刀を抜いて構えてみてください。

 

ダクトテープはやってみたよ!

いい大人だけどね!

実験からしか得られない知見って大事!

 

しゅばっ!

 

やってみると分かりますが、右手に壁があると刀が壁に当たってしまうし、その後も動きにくい感じ。

 

刀だけでなく、利き腕がふさがっているとワンテンポ遅れる動作は多々あります。

 

まとめ

迷路の攻略法は「左手法」or「右手法」ということになりますが、利き腕が空く左手法を推しておきます(左利きの人は右手法ね)。

 

中世のヨーロッパで起こった迷路ブームに起源を持つという左手法。

ぜひ、迷路に迷ったときにはお使いください。

 

ダクトテープの人生の迷路も左手法で解決!・・・できるのか?

サバイバルポイント

巨大迷路ってGoogle Earthで上から見えないのかな?と思ってやってみました。

 

見えました。

(どこの迷路とは言えませんが)

 

よい子のみんなは真似しないように。