皆さん、粉塵爆発、やってみたくないですか?
にちわー、ワセリンです。
僕が、この現象を初めて知ったのは、
「パイナップル ARMY」(作:工藤 かずや/画:浦沢 直樹)
通常版:第8巻:第1話「聖者現る」
でした。
MASTERキートンやYAWARA!、MONSTERで有名な浦沢直樹先生の、かなーり初期の作品ですね。
主人公の豪士が、銃器を持った追っ手に対し、倉庫内を小麦粉で満たしておき、追っ手が銃を撃った瞬間の火花で大爆発!
というシーンがあります。
今となってはメジャーなネタになりつつありますが、
そりゃもう、昔は、「なにこれマジでスゴイんですけどぉ!」となったもんです。
実際には、そこまで簡単に爆発するものではないようですが、
・可燃性の粉塵が大量(延焼が起こるくらいの高密度が必要)に舞っている
・酸素がある
・粉塵と酸素のバランスが規定値
・ある程度、閉鎖的な空間
この条件さえ揃えば、小麦粉でなくても、着火と同時に次々と超高速度の延焼が連鎖的に起こるため、
結果的に、それは爆発となります。
いや、けっこう、かなーり、難度高い条件ですけども。
漫画の中では、敵を倒すために用いられる手段なんですが、
これ、良く考えてみると、けっこう危ないな、と思うワケですよ。
もう少し現実的に考えた場合、
銃を持った敵に追われる、とかまずないワケですが、
気を付けるべきは、そこではないワケですよ。
あり得るとしたら、そう、
トンネルとか、そういう場所で岩盤崩落の大事故に遭遇してしまいーの、
当然のように小麦粉を積んだトラックがいてーの、
その積み荷がぶちまけられて飛散するーの、
でもそれには気付かず暗闇の恐怖に耐え切れずーの、
明かりの代わりにライターで火を点ける。
からの~……
あるわー、これはあるわー。
ちなみに。
この粉塵爆発が出てくる漫画はかなーりありまして、
鋼の錬金術師
バキ
黒執事
ゴルゴ13
AMRS
ちょっと考えただけでも、かなーりあります。
映画やドラマ、アニメ、小説も含めると、なかなかの粉塵爆発率。
そもそも、MASTERキートンでもあったような?
かなーりあるんですが、その条件下だとちょっと無理じゃない?
的なものも、かなーりあります。
しかしそんなことは言ってはいけないのが漫画なんです。
それはそれ、これはこれ、なんです。
懐かしさと共に読み返しながら、探してみるのも面白いかもしれませんね!
サバイバルポイント
閉鎖空間で何かがモワモワしてたら火花は散らすな